歯ぎしりについて
歯ぎしりとは、睡眠中に上下の歯をこすり合わせてしまう習慣のことです。
また、睡眠中には歯ぎしりだけでなく、音を鳴らさずに強く上下の歯を噛み締めてしまう癖のある方もいます。
専門的には、これらの睡眠中の悪習慣を「睡眠時ブラキシズム」と呼びます。
最近では、寝ている間だけでなく日中の活動中にも無意識に上下の歯を噛み締めてしまう方もいて、このような悪習慣を「覚醒時ブラキシズム」と呼びます。
歯ぎしりの原因とは?
歯ぎしりの原因として考えられるのは、ストレス・交感神経活動の亢進・睡眠途中の覚醒・遺伝などが指摘されていますが、未だに不明な点も多い症状です。
また、薬物や運動神経の疾患(他の神経系の疾患)でも起こる場合があるとされています。
歯ぎしりの治療
歯ぎしりの治療法としては、スプリント療法(マウスピース)、薬物療法、ストレスマネージメント、睡眠衛生、行動療法などがありますが、歯ぎしりが一切なくなる程の有効的な治療法は未だ確立していないのが現状です。